2月末に南米チリの大地震で津波が発生した際、仙台空港(宮城県名取市)に着陸した台北発のエバー航空118便(エアバスA330−200、252席)の乗客が30分近く機体から降りられなかったことが分かった。津波警報を受けて航空機を誘導する地上作業員らが避難していたのが原因。国土交通省仙台空港事務所は、地上作業が停止した場合、速やかに管制官や機長らに伝わるよう情報の共有について検討する方針。
国交省仙台空港事務所などによると、同便は2月28日午後1時59分に着陸した。だが、機体の誘導やけん引を行う地上作業員は津波警報を受け午後1時半ごろから午後2時25分までの約1時間、近くのターミナルビルに避難していたため、同便は30分間立ち往生した。仙台空港は仙台湾の西約1キロにある。 エバー航空から機体誘導などの業務を委託されている全日本空輸は「地上作業員の人命確保の観点から避難させた。作業員の避難は空港事務所とエバー航空の地上スタッフに適切に報告した」と説明した。 一方、国交省仙台空港事務所は「津波の恐れがある場合の対応について、航空会社との情報の共有について検討したい」と話した。 エバー航空は台北−仙台の往復便(週4便)を運航している。【須藤唯哉】 【関連ニュース】 ユネスコ:耐震補強法を世界で共有 情報網を構築 チリ津波:気象庁の対応、「適切」6割 東大地震研調査 気象庁:チリ津波「過大」発言…長官は「おわび不要」 おいらせ町長選:津波で投票箱24時間監視、ようやく終了 チリ大地震:「警報ミスで妻死亡」…被災男性が政府を告訴 ・ シュワブ陸上案が現実的=亀井氏(時事通信) ・ <小美玉市長選>島田氏が無投票再選 茨城(毎日新聞) ・ 自民・園田氏が離党届提出(時事通信) ・ <ネット薬局>販売禁止は合憲 東京地裁判決(毎日新聞) ・ 自殺「月初め多い」3月1日は最少日の2・5倍(読売新聞)
by vaunwkisgs
| 2010-04-07 23:07
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